ゴルフコンペ定番の競技方法

今回はゴルフコンペの競技方法について、「コンペの競技方法が多すぎてよくわからない！」という声にお答えすべく、ゴルフコンペで用いられる競技方法を分かりやすく解説します。

まず、最もポピュラーな競技形式をご紹介します。定番といえば、「ダブルペリア(新ペリア)」です。これは、18ホール中12ホールのスコアを抽出し、そのホールのスコアによって各自のハンディキャップを算出する競技方式になります。

この時のハンディキャップ算出方法は、OUT/IN各６ホールをパーの合計が48になるように選び、これを隠しホールと設定します。隠しホールの合計スコアを1.5倍してそのコースのパー（通常72）を引き、更に0.8倍して、算出します。ダブルペリア方式はコンペではよく用いられるため、ゴルフ場が集計してくれる場合もあります。

その他には「ペリア方式」も定番になります。ペリア方式は、18ホール中、6ホールを隠しホールとしてハンディを算出します。また、この隠し６ホールはアウト・インにそれぞれ3ホールずつ、パーの合計が24になるように設定をします。プレー後、この隠しホール6ホールのスコア合計を3倍にして、18ホールのパー（通常72）を引き、さらに0.8倍した数がハンディとなります。この方式では、運要素が強いため、初心者の方と経験者が入り混じっているような場合に適しています。

次に、ご紹介するのは、定番の競技方法以外で、盛り上がること間違いなしの競技方法です。「ダブルペリア(新ペリア)方式」や「ペリア方式」に慣れてきた人たちにオススメの競技方法です！

早速１つ目を紹介します。１つ目は「マッチプレー」です。この競技方法では、ホール毎に勝敗をはっきりさせてその各ホールの勝敗の積み重ねで勝敗が決まります。ホール毎にスコアが良かったプレイヤーにポイントを加算し、その合計を競います。勝負が決まった時点で終了となるため、基本は18ホールですが、必ずしも18ホール回るとは限らないのが特徴です。単純な技術の高さ、ゴルフの上手さだけではなく、戦略や心理戦が絡んでくる点が、非常に面白い競技方法です。レベルが同じぐらいの人同士のコンペであれば、１ホールごとの緊張感が、普通のコンペ競技方法より高まり、盛り上がること間違いなしです。また、2人1組を組みその同組内で戦っても面白いです。

次に紹介するのが「オネストジョン方式」です。プレー前に自分の予想スコアを決め、プレー後の実際のスコアが予想にどれだけ近かったかを競う競技方法になります。盛り上がるためには、初心者の方を置き去りにしないことも重要です。そのために、初心者と経験者の差を小さくできる競技方法として、この競技方法はオススメです。オネストジョンというのは、正直者のジョンという意味で、その名の通り、参加者がどれだけ正直に自分の力量を申告するかが、大切になります。一般的には、予想スコアよりも良いスコアでホールアウトした場合でもペナルティとなり、負けとなります。いかに申告したスコアに近いかどうかを競うため、うまく調整する力も必要になります。他の競技方法とは、全く異なる競い方なので、これもまた盛り上がること間違いなしです！

最後にご紹介するのは、初心者の方や、女性の方でも楽しくプレーできるゴルフコンペの競技方法になります。

まず始めにご紹介するのが「スクランブル方式」です。この競技方法は、それぞれのプレーヤーがまずティーショットを打ち、その中から最も良いボールを選び、そこからまた全員が打つという方法で、ホールアウトまでプレーを続ける４、５人のチーム競技になります。常に、ベストボールを取ってプレーを続けることになるので、スコア自体は高くなるのが特徴です。上級者、初心者の方が入り混じってチームを組み、上級者が、初心者の方を教えながら一緒に進めて行くことができます。

次におすすめなのが「ベスト・ボール方式」です。この競技方法では、チームの中でホール毎に一番スコアの良かった人のスコアを元に勝敗を決めます。4人のチームで競う場合もありますが、同じ組内、2対2で競い合うフォーボールと呼ばれる競技もあり、そちらはプロの大会でも採用されています。コンペでは、チーム内で1打毎にベストボールを選ぶ形式で行われることもあります。

この場合、初心者や女性の方が上級者、経験者とチームを組むことで、初心者の方がチームスコアの足を引っ張るなんてこともなく、初心者の方も気兼ねなく楽しむことができます。また、この競技方法では、上位入賞、景品獲得も初心者、女性の方でも目指すことができるため、ゴルフを楽しいと思うきっかけになると思います！以上、ゴルフコンペで使われる代表的な競技方法をご紹介してきました。ぜひ、これを参考に参加者に合わせた、みんなが楽しめるゴルフコンペにしてください！